なぜShopify専門の僕が、RECOREのアンバサダーになったのか
ビッグサイトの展示会で再会したRECORE社の佐藤さんとの会話が始まりでした。小売・EC・リユースの「いま」を変えようとするRECOREについて、Shopifyを軸に伴走する立場から書いてみます。
今年2026年の1月から小売・リユース業向けクラウド基幹システム「RECORE(リコア)」のアンバサダーに就任しました。Shopifyを専門にEC支援をしている僕が、なぜRECOREを応援することになったのか。そのきっかけからお話をしたいと思います。
01 / きっかけ
ビッグサイトの片隅での、ひとつの雑談
独立してSORAtoを立ち上げてすぐの頃、東京ビッグサイトで開催されていた展示会に足を運びました。新しい環境でのスタートに際して、EC支援の現場で求められているサービスが何なのか?という情報収集で足を運びました。
そこで久しぶりに再会したのが、CommerceXホールディングス株式会社代表 / RECOREを率いる代表の佐藤さんでした。RECOREは、この展示会に出展しており、最初はただの近況報告のような雑談だったのですが、話が事業の方向性に及んだとき、佐藤さんの熱量が一段変わったのを今でも覚えています。
佐藤さんが語ってくれたのは、「小売業界そのものを変えていきたい」という構想でした。この想いが佐藤さん提唱する「ニューリテール」という言葉になってくるのだと思います。ERPに限っていうと、重くて、つなぎにくくて、場合によっては閉鎖的で、現場が振り回される——そんな従来の基幹システムのあり方と、自分が日々触れているShopifyのエコシステムとの間に、佐藤さんは明確な「差」を感じていたのだと今になれば思います。
Shopifyの世界では、必要な機能をアプリでつなぎ、現場がどんどん前に進める。なのに小売基幹システムは、なぜいまだに分断されたまま動いているんだろう、それになんて閉鎖的なんだろう——
この問題意識に、僕は激しく共感しました。Shopifyを軸にECの現場に入っていると、「店舗とECがつながっていない」「在庫も会員も顧客データもバラバラ」という状況に何度もぶつかります。「今のシステムでは何をするにも改修費用が高く、時間もかかってしまう。」ツールは増えたのに、事業全体としては前に進めていない。佐藤さんが変えようとしているのは、まさにそこでした。
自分がShopify側から見ている課題・問題点と、佐藤さんがシステム側から見ている課題や問題点が、同じ考えでつながった瞬間でした。これまでの自分のEC・小売・Shopifyの知識や経験が活かせるのではないか?
「同じ方向を向いて、業界を前に進めたい」
——それが、公式アンバサダーに就任した正直な理由です。
02 / そもそも
RECOREとは?
RECOREは、小売・リユース業に特化したクラウド型の基幹システムです。2019年のサービス開始以来、買取・店舗販売・EC販売・在庫・顧客管理・会計・KPI管理までを、一つのシステムで扱えるよう設計されています。すでに数百社規模の小売・リユース事業者が利用しています。
運営する株式会社RECOREは、もともと「株式会社NOVASTO」として2016年に創業。2025年10月、サービスブランドと社名を一体化させる形で「株式会社RECORE」へと社名を変更し、いまはコマース領域のグループ体制のもとで事業を広げています。代表は、先ほど登場した佐藤さんです。
03 / Shopify視点
Shopify屋の僕が、いちばん惹かれた理由
僕がRECOREに強く惹かれたのは、Shopifyとの連携の「深さ・速さ・広さ」です。RECORE は多くの深い情報と繋がっています。
- Shopifyへの新規商品出品・商品マスタ連携
- 店舗とShopifyの在庫連携
- 会員情報・ポイントの連携(標準実装)
- 店舗・EC横断の会員ランクシステム
- 会員ランクに応じたポイント付与率・セール設定
- Shopifyのマイページ上で会員バーコードを表示
- 店舗在庫の可視化による、ECから実店舗への送客(O2O)
つまりRECOREは、Shopifyを「ただ在庫をつなぐ相手」ではなく、顧客体験を店舗とECで一つにするための中心として扱っている。これは、Shopifyのエコシステムを毎日触っている僕にとって、いちばん腑に落ちる設計思想でした。
従来の基幹システムが抱えていた「重さ」と「分断」を、Shopifyのように軽やかに、つながった状態で解いていく。佐藤さんが語っていた「ニューリテール」という言葉は、こういう実装として形になっていました。だからこそ僕は、Shopify側の知見を持ち寄って、この動きに伴走したいと思ったのです。
04 / こんな企業へ
RECOREがマッチする事業者
RECOREは万能薬ではありません。1店舗・小規模で完結する事業よりも、複数店舗を運営している小売・リユース企業や、店舗とShopify ECを本気で一体運用したい企業でこそ、その真価が出ます。具体的には、こんな状況に心当たりがあれば検討の価値があります。
- 店舗とECで在庫・会員・ポイントがバラバラになっている
- 買取や中古品の取り扱いがあり、リユース実務を効率化したい
- 複数のECモールへの出品・在庫管理に手が回っていない
- Shopifyを軸に、店舗とECのオムニチャネル化を進めたい
SORAtoは、Shopify側の構築・運用改善を担いながら、こうした基幹システムとの連携設計までを一緒に考えます。「RECOREを入れるべきか」「うちの規模で意味があるのか」という手前の段階からでも、遠慮なくご相談ください。