Column

なぜShopify専門の僕が、RECOREのアンバサダーになったのか

ビッグサイトの展示会で再会したRECORE社の佐藤さんとの会話が始まりでした。小売・EC・リユースの「いま」を変えようとするRECOREについて、Shopifyを軸に伴走する立場から書いてみます。


東 幹也(Mikiya Azuma) 2026.06.20

今年2026年の1月から小売・リユース業向けクラウド基幹システム「RECORE(リコア)」のアンバサダーに就任しました。Shopifyを専門にEC支援をしている僕が、なぜRECOREを応援することになったのか。そのきっかけからお話をしたいと思います。

01 / きっかけ

ビッグサイトの片隅での、ひとつの雑談

独立してSORAtoを立ち上げてすぐの頃、東京ビッグサイトで開催されていた展示会に足を運びました。新しい環境でのスタートに際して、EC支援の現場で求められているサービスが何なのか?という情報収集で足を運びました。

そこで久しぶりに再会したのが、CommerceXホールディングス株式会社代表 / RECOREを率いる代表の佐藤さんでした。RECOREは、この展示会に出展しており、最初はただの近況報告のような雑談だったのですが、話が事業の方向性に及んだとき、佐藤さんの熱量が一段変わったのを今でも覚えています。

佐藤さんが語ってくれたのは、「小売業界そのものを変えていきたい」という構想でした。この想いが佐藤さん提唱する「ニューリテール」という言葉になってくるのだと思います。ERPに限っていうと、重くて、つなぎにくくて、場合によっては閉鎖的で、現場が振り回される——そんな従来の基幹システムのあり方と、自分が日々触れているShopifyのエコシステムとの間に、佐藤さんは明確な「差」を感じていたのだと今になれば思います。

Shopifyの世界では、必要な機能をアプリでつなぎ、現場がどんどん前に進める。なのに小売基幹システムは、なぜいまだに分断されたまま動いているんだろう、それになんて閉鎖的なんだろう——

この問題意識に、僕は激しく共感しました。Shopifyを軸にECの現場に入っていると、「店舗とECがつながっていない」「在庫も会員も顧客データもバラバラ」という状況に何度もぶつかります。「今のシステムでは何をするにも改修費用が高く、時間もかかってしまう。」ツールは増えたのに、事業全体としては前に進めていない。佐藤さんが変えようとしているのは、まさにそこでした。

自分がShopify側から見ている課題・問題点と、佐藤さんがシステム側から見ている課題や問題点が、同じ考えでつながった瞬間でした。これまでの自分のEC・小売・Shopifyの知識や経験が活かせるのではないか?

「同じ方向を向いて、業界を前に進めたい」

——それが、公式アンバサダーに就任した正直な理由です。



02 / そもそも

RECOREとは?

RECOREは、小売・リユース業に特化したクラウド型の基幹システムです。2019年のサービス開始以来、買取・店舗販売・EC販売・在庫・顧客管理・会計・KPI管理までを、一つのシステムで扱えるよう設計されています。すでに数百社規模の小売・リユース事業者が利用しています。

運営する株式会社RECOREは、もともと「株式会社NOVASTO」として2016年に創業。2025年10月、サービスブランドと社名を一体化させる形で「株式会社RECORE」へと社名を変更し、いまはコマース領域のグループ体制のもとで事業を広げています。代表は、先ほど登場した佐藤さんです。



03 / Shopify視点

Shopify屋の僕が、いちばん惹かれた理由

僕がRECOREに強く惹かれたのは、Shopifyとの連携の「深さ・速さ・広さ」です。RECORE は多くの深い情報と繋がっています。

  • Shopifyへの新規商品出品・商品マスタ連携
  • 店舗とShopifyの在庫連携
  • 会員情報・ポイントの連携(標準実装)
  • 店舗・EC横断の会員ランクシステム
  • 会員ランクに応じたポイント付与率・セール設定
  • Shopifyのマイページ上で会員バーコードを表示
  • 店舗在庫の可視化による、ECから実店舗への送客(O2O)


つまりRECOREは、Shopifyを「ただ在庫をつなぐ相手」ではなく、顧客体験を店舗とECで一つにするための中心として扱っている。これは、Shopifyのエコシステムを毎日触っている僕にとって、いちばん腑に落ちる設計思想でした。

従来の基幹システムが抱えていた「重さ」と「分断」を、Shopifyのように軽やかに、つながった状態で解いていく。佐藤さんが語っていた「ニューリテール」という言葉は、こういう実装として形になっていました。だからこそ僕は、Shopify側の知見を持ち寄って、この動きに伴走したいと思ったのです。


04 / こんな企業へ

RECOREがマッチする事業者

RECOREは万能薬ではありません。1店舗・小規模で完結する事業よりも、複数店舗を運営している小売・リユース企業や、店舗とShopify ECを本気で一体運用したい企業でこそ、その真価が出ます。具体的には、こんな状況に心当たりがあれば検討の価値があります。

  • 店舗とECで在庫・会員・ポイントがバラバラになっている
  • 買取や中古品の取り扱いがあり、リユース実務を効率化したい
  • 複数のECモールへの出品・在庫管理に手が回っていない
  • Shopifyを軸に、店舗とECのオムニチャネル化を進めたい

SORAtoは、Shopify側の構築・運用改善を担いながら、こうした基幹システムとの連携設計までを一緒に考えます。「RECOREを入れるべきか」「うちの規模で意味があるのか」という手前の段階からでも、遠慮なくご相談ください。

SA

東 幹也(Mikiya Azuma)

SORAto株式会社 代表取締役。Shopifyを軸に、ECサイト構築・運用改善・データ活用・AI活用を支援。ブランド・小売企業のEC事業に、現場目線で伴走しています。

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